【映画分析】チャーリーとチョコレート工場

人は誰しも、夢を見る。それはたとえば、お菓子の家で甘い生活に憧れるように。チャーリーとチョコレート工場はそんな、甘い誘惑話には裏があり、それを誘導するハーメルンの笛吹にもそれをするだけの理由がある事を物語る話だ。

神話理論を学ぶ上ではこれほどわかりやすい展開はないので、これから勉強する人にはうってつけである。

映画名:チャーリーとチョコレート工場

担当者:石井
開始日:2016年3月27日
監督名:ティム・バートン
主演:ジョニー・デップ、フレディー・ハイモア
配 給:ワーナーブラザース
制 作:ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ
公開日:2005年9月10日

1:なぜこの作品を選択したか
ティム・バートンとジョニーデップのコンビによる作品が好きであったため。また色彩の使い方や個性豊かなキャラクターが多く登場するが、それを客観的な目線から見たことはなっかたため、分析してみたいと思った。

2:登場人物の分析
1.
名前    :ウィーリー・ウォンカ
ニックネーム :ウォンカ
アーキタイプ :ヒーロー
エニアグラム :4,7,8
テオプラストス:
特徴     :個性が非常に強く、直観によって進む道を決めている。しかし過去の体験から人間不信な一面がある。
名前の由来  :原作本より

2.
名前     :チャーリー・バケット
ニックネーム :チャーリー
アーキタイプ :メンター、シャドウ
、ヘラルド(?)
エニアグラム :2、9
テオプラストス:
特徴     :周囲の大人の動きや考えを聞かずとも察する力を持つ。子供ではあるが大人より大人な部分がある。純粋で正義感が強い。
名前の由来  :原作本より

3.
名前     :ウンパルンパ(工場内の小人すべて、全員見た目は完全に一緒)
ニックネーム :
アーキタイプ :トリックスター
エニアグラム :
テオプラストス:
特徴   :カカオをこよなく愛する。ウォンカに忠実に従う。自己中心的な行動故脱落していく子供やその親を皮肉めいた即興ソングを用いて面白おかしく処理。

3:世界観の説明
公用語:英語

※架空の話であるため以下、不明

首都:
人口:
経済:
社会保証:
教育:
文化:
支配者:
面積:
国民:
歴史:
外交:

4:作品の分析
第一幕
1:日常世界(Ordinary World)
チャーリー・バケットはかなり貧乏ながら、両親と父方母方それぞれの祖父母と幸せな生活を送るごく平凡な少年である。家でジョーおじいちゃんがかつてウォンカの工場で働いていたことを知る。そして工場は一度閉ざされ、従業員が全員解雇された。しかしかつての従業員は誰一人戻っておらず、また人の出入りもいっさいないのに現在再び工場が稼働しているということも知る。

(ウォンカ)お菓子作りの天才故、同業者から反感をかう。結果工場の従業員にお菓子のレシピを盗まれまくり工場を閉める=人間不信

2:冒険への誘い
ウォンカはチョコレート工場に5人の子供達と各子供につき1人の保護者を招待する。その5人になるための条件はウォンカチョコに入っている世界に5枚しかない金のチケットを手にすることである。さらにチケットには5人のうち1人に特別賞渡すと記載。チャーリーは偶然にもチケットを手にし、工場行きの切符を手にする。

3:冒険の拒絶
誕生日プレゼントとして、チョコレートを買ってもらい、包をゆっくりと開けるチャーリー。しかしゴールデンチケットは入ってはいなかった。がっかりしたチャーリーはそのチョコレートを家族で分け合い食べるのであった。

4:メンターとの出会い
チャーリーと対面する。グランパからへそくりをもらいチョコレートを買ってくるがゴールドチケットは入っていない

5:戸口の通過
チャーリーはある朝途方に暮れながら街を歩いていると、雪の中に埋もれた10ドル紙幣を見つける。それをもってウォンカバーに行き、チョコレートを入手する。その場でチョコバーの包を破るとようやくゴールデンチケットを手に入れることができた。その場に居合わせた大人たちが様々な誘惑を持ちかけてくるが、店の店主が追い払ってくれ難を逃れる。そして、チャーリーは大急ぎで家に帰り、家族にそれを見せるのであった。ウォンカはチャーリー一行を工場の内部に案内する。子供に抱きつかれるとあからさまに嫌がる。それ以上に保護してに対して拒絶反応を示す。両親という言葉すら口にすることができない。

第二幕
6:試練、仲間、敵対者

工場見学のさなか、従業員は全員ウンパルンパという小人が行っていると説明する。チャーリーを除きほかの子供たちは工場見学のさなか脱落していく。そのたびにウンパルンパが脱落者の対処にあたる。

7:最も危険な場所への接近​
チャーリー(シャドー)に工場見学のよいしょよいしょで幼少期のことを質問される。口に出すことはできないが、胸に秘めていた幼少期の記憶を思い出す(門番)。記憶の内容は厳格で歯科医であった父にチョコやその他お菓子類を食べることを許されなかったことなどだ。

8:最大の試練
今まで隠してきた父との確執が浮き彫りになる中、チャーリーの質問により、ウォンカの今を形成することとなる事件を思い出す。チョコレート屋になる夢を父に話すも勘当され家を飛び出すチャーリー少年。夜になり家に戻ろうとするもそこに歯科医院を兼ねた家はなくなっていた。

9:報酬
見学も終わり、ウォンカは見学者の中で唯一脱落しなかったチャーリーに特別賞を渡し目的を達成する。(賞の内容は家に帰ってから発表)

第三幕
10:帰路

ウォンカはチャーリーとジョーおじいちゃんを空飛ぶエレベーターで家まで送る。散髪中白髪を発見したウォンカは工場の後継者を探さなければならないと考え、5人の子供の中から後継者を探し出そうと今回の見学プランを実行したと話す。特別賞は自分の後継者として自分と工場で一緒に生活するというものだ。いったんは特別賞を喜んで受け取ったチャーリーだったが、家族を捨てることが交換条件であったため特別賞を拒んだ。父との確執もあり、家族の存在を疎ましく思っているウォンカにとって、家族に会えなくなるという理由で工場のもらい受けを拒否されたことが信じられず、ショックをにじませ一人工場に帰る。

11:復活
新商品の売れ行きが不調であることを悩むウォンカ。その原因は気持ちのもやもやで商品のアイディアにいきずづまっているからだと気が付き、再びチャーリーに会いに行く。そこで家族に再開することをチャーリーから提案される。最初は拒むウォンカであったがしぶしぶチャーリー付添いで父のもとへいく。ここで長年断絶していた親子関係がようやく修復する。

12:宝を持っての帰還
ついに父とのわだかまりが溶けたウォンカは家族の愛を知る。そしてチャーリーを仕事のパートナーとして一家ごと工場に招き入れ、ともに仲睦まじく暮らすこととなった。

まとめ

チャーリーとチョコレート工場という題名からチャーリーが主人公かと思いきや、ウィーリー・ウォンカの内面変化をチャーリーが促すという内容であったと思う。チャーリー以外の登場人物はそれぞれがかなり個性的であるがストーリー分析の上では省略できると思う。第一幕まではチャーリが中心で話が展開しているが、第二第三幕ではウォンカが中心である。全体を見渡すと第一幕でチャーリーの人となりを見せ、その上で第二・第三幕で傲慢な子供たちを比較対象とし、チャーリーの純粋さ、正義感を際立出せ、その性格がウォンカに作用する場面がちりばめられていると思った。ウォンカ(ヒーロー)の対人関係の葛藤をチャーリーがメンターとして解いていく。しかしウォンカからするとチャーリーは心の中に封じ込めてきた人に対する恐怖心やそれに付随する闇を表に引っ張り出そうとしてくるシャドウ的な役割も担っているのではないか。幼少期のことについての質問が、この引っ張り行為であり門番と定義できると思う。

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