世界初の「1兆ドル長者」はAI産業から生まれる —— マーク・キューバン氏 ...
なぜ、私は映像業界向けのSaaSを作るのか
今作っているSaaSは顧客の原体験を元に作るものだ、PMFがあるものだとか思っていたけど、そもそも自分にも原体験があった。
過去の記憶とともに
今から二年前、とある企業のクラウドファンディングをPMとして2つほど手伝っていて、3DCG動画と実写を両方共マネジメントしていた。
素人の自分がである。
※SaaS=Softwear as a Serviceの略
※PMF=プロダクトマーケットフィット ※PM=プロジェクトマネージャ
結局の所、きちんと企画の意図が伝わらず、物は出来たが効果はあまりなかったり、プロジェクト事態が立ち消えてしまった。
口頭だけで意思が伝わると思ったら間違い
結局その時に思ったのはドキュメンテーション(エビデンス)と思想の共有がたった一度の打ち合わせで決まってしまう危うさだった。
今後、動画ビジネスは素人が大量に発注してくる時代になる。すでになっているが更に加速する。だとすると、意図が伝わらず、揉め事が多発すると思っている。金が解決するとかいうかもしれないが、そうじゃないこともたくさん起こるだろう。
責任の所在を明らかにする
そういった時に、今作っているものは責任の所在と、将来の手戻り工数削減に寄与するものだと思っているし、予算自体もオーバースペックにならずに程々の金額に収まるかもしれない。
つまりは認識のズレをどうしないようにするのか、そこが肝だと思っている。今まで語らなかったのは、ずっとこの忌まわしき記憶を封印していたからだけれども、過去の失敗をきちんと認識し直すことで自分がやらねばならぬことに昇華させることが大切だ。
久々に自分の志というか、なぜやるのかを思い出すことが出来て、本当に良かったと思っている。