「機械なんかに人を感動させる物語は、つくれっこない」 ...
一つの物語があなたの物語を変える
VISIONが整理できていないので、色々調べたら、ミッションとヴィジョンが分離できてない会社がかなり多い。
メルカリはヴィジョンが書いていない。(多分わざと)ミッションに統合しているが、やりたいことがそのまま世界の創造に繋がっているタイプなのでこれで問題ないと思う。
ヴィジョンとは
ヴィジョンは自分たちの行動でどういう世界を作りたいのか、どういう世界が訪れるのかを表現するもの。
- ミッション: ヴィジョンを達成するための大きな行動指標=戦略
- バリュー: ミッションを実現するための社員の行動指針=戦術
これは前も書いた話でした。
ところで、僕の考えている世界観とはどういうことかと言うと、アジアやアフリカなどの先進国以外の貧困世帯の子供が思いついたストーリー(アイディア)をインターネットに載せて、それを見つけた先進国の大人が、形にして世の中にデプロイ、その著作権料が適切にその子の家庭に振り込まれ、そのお金で貧困家庭を含めた貧困地域が潤い、彼女は友達と一緒に、大学に通うまでが僕の思い描いたストーリーなので、これを一言にしてヴィジョンとして掲げます。
資金に余裕が出たら、ショートフィルムとして映像化したい。それがHPのトップに掲載してすべての人とイメージをすり合わせます。
コンピューターを通して社会に貢献する
人を幸せにするコンピュータサービスを世の中に出したいんですよ。もうこれは、18歳のときからずっと決めていることだからです。
【コンピューターを通して社会に貢献する】
20年間これしかやっていないので、僕自信が内向きに自分のために生きているとしたら、それは自分のミッションとバリューに従っていないことになる。
もしかするとここ数年停滞していた理由はそれかもしれない。誰のためでもなく、自分のために生きていたのかもしれない。
そうじゃない、やっぱり僕は17歳のときの自分に立ち戻るべきだと思った。進路指導室で求人票を見たとき、コンピュータを使って公共の仕事をするということに憧れを抱いたとき、18歳の配属面接で、コンピュータで社会に貢献できなければ東京に来た意味がないと宣言したこと、いまだに覚えています。
つまり、これに従えば自ずと自分のやりたい世界が「確定する」わけです。
すべてはストーリーから始まる
ただ、クロスリバ株式会社としてはSIの会社ではないので、もう一歩踏み込む必要がありました。そうすると、肝となるのは
【ストーリー】
となります。このストーリーを軸にコンピューターと社会貢献を組み合わせていくと、知恵による富の創出となります。いわゆる著作権による富の再配分です。現代に置いて、著作権は富を生み出しますが、そう簡単でもありません。そこをもっと滑らかにする。断絶された知の格差を是正して、貧富の差を滑らかにする。
人が人らしく尊厳を持って生きられる世界を提供するわけです。
そして、思いついたのが「一つの物語があなたの物語を変える」です。
きっと、こういう世界が来ることを、知的生命体としての尊厳を守るということはこういうことじゃないかと、私は思うのです。これもまだまだブラッシュアップが必要です。
コンピュータからコンテンツへ
最近では、私が思い描くエンタメコンテンツを、もしくは私が今後作るプラットフォーム等で活躍するクリエイターの作品を、より多くの人に、もっと違う形で世の中に届けていくことが使命なんじゃないかと考えるようになりました。
人工知能とに今は傾倒していますが、それもその未来に向けての第一歩という感じです。