いよいよ、今回で4日目です。昨日の「おいでやすこが」さんに引き続き、昨年のファイナリスト「オズワルド」さんです!テンション低めの二人ですが、さてどんな結果になったんでしょうか?...
StoryAIでM1の決勝を予測してみた。ウエストランド編
さて、今回は次回予告通りタイタン所属の「ウエストランド」さんです!タイタンといえば、あの爆笑問題さんが所属(というか作った)事務所ですね。吉本勢が圧倒的に強いM1において、貴重な関東枠なので頑張って欲しいところです。(個人的に東京吉本は、町田ポジションだと思っています。)
さて、M1グランプリの公式サイトはこちら。
注意事項
この解析結果は準決勝などで披露された漫才のものでは無いのでご注意ください。二回戦から決勝まで2ヶ月ほど時間があるので、きっと大きな修正はしていると思いますから、あくまで二回戦時点で将来予測できるのか? というエンタメとしてごらんいただき、StoryAIって何をするものなの? という事を肌で感じてもらえればと思います。
また、順位予想については、当日の敗者復活戦を待って、番組が始まる直前ぐらいに出してみたいと思いますので、12月20日までお待ちください。
ウエストランドとは?
ウエストランドさんは、タイタン所属のお笑い芸人で、ツッコミ担当の井口さんとボケ担当の河本さんの二人組です。2008年から活動されているコンビです。
今回ネタを見ていて、井口さんが毒舌すぎて、どうせそういうキャラ作ってんだろうと思ったら、インタビュー動画を見たら素でこれでした(笑)どこかやりとりに、爆笑問題の二人を見ている感じですが、河本さんに太田さん並の突き抜け感があると良いんですけどね。
こんな記事もありました。
今回のウエストランドさんのネタは「ストーカー気味のめんどくさいファンを演じる河本さんを口汚く罵る井口さん」という、ある意味リアルであったんじゃ無いか?と思わせるシチュエーション漫才です。という事で、早速この漫才で河本さん並のめんどくさいファンをやってみたいと思います(笑)
二回戦のネタはこちら
この動画の2:52秒からになります。このグループには同時に決勝に進出したニューヨークさんもいて、とてもレベルが高い組だったことが伺えます。
お笑い評価結果
では、早速そんなお笑いの結果を表示したいと思います。とても興味深い結果になりました。

グラフの見方について
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相対値であり、数字そのものにはあまり意味はない。
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青が場の活性/不活性を表現。
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数字が高いと場が活性、低いと不活性と表現。
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活性だから良い、不活性だから悪いわけでは無い。
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青いグラフはリズムであり、青の密度が濃いとテンポが良い作品。
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意図しない激しいV字の谷や、L字の崖が見えたら改善ポイント。
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プロの作品は推敲がされており、一般的に密度は総じて高い。
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赤いグラフは全体俯瞰のために使う。作品の流れを表してくれる。
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作品の流れが意図した方向になっているのかをチェックする。
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赤いグラフは統計により傾向が存在する。
ちょうど1分までが緩い流れをしているので、それが反映されていて、ストーカーネタの否定が始まる1分頃が反応か極大になっていますが、ここも短いセリフだと極端に振れやすい問題が反映されているだけだと思いますので、実際は2/3ぐらいの33ポイントが妥当だと思います。
その1分を境に、井口さんがヒートアップし、畳み掛けていくので、感情は活性化しているのに、セリフ密度が濃いため等間隔になっていないと思われます。アキナさんは掛け合いがしっかりしているので、等間隔で進むのですが、ウエストランドさんは井口さんが捲し立てて、河本さんが黙るシーンが多いので、どうしても密度が濃くなり、井口さんの活性状況がそのままフィードバックされたのでは無いだろうかと推察しています。
どんどんと過激になるツッコミと、Twitterで暴露するぞと脅すシーンがきちんと、不活性になっていて、反応的には良いなと思います。特に、2:30頃の「あ、そんなこと言って良いんですか……?」のところはドキッとするので、上がるのは当然かなと思いますし、その後の井口さんの反応からも下がるのは当然なので、意図した通りの展開ではないかと思います。
観客の笑いも、「お前のTwitterなんかどうせ……」で反応が取れていますから意図通りですね。笑いのサイズ感的にもぴったりだと思います。1分ごろの値がデカすぎて、他の差が相対的に小さく見えていますが、きちんと見ると、一定以上の動きは見て取れるので、さすがです。
「人を傷つけないお笑いを……」
お笑いのレベルが高いので、もう一歩ゴールデンで使えるネタを用意しないといけないなというのはアキナのお二人にも言えることでしたが、ファンをディスるネタはやはり封印しかないでしょう。
ではどういうネタが良いのか?というのはちょっと私はウエストランドさんのネタを全部見ているわけではないので、なんとも言えないのですが、
河本さんの子供から言われた設定河本:おじさん、もっと人に優しいネタの方が良いよ。井口:なんで? お前に言われたくないよ!河本:ちょっと、人の子供にお前いうのやめて!井口:うるさい! プロに生言ってんじゃない!河本:だってさ、おじさんがM1に出たせいで僕いじめられるんだよ。井口:……そっか、俺がお前の気持ちを踏みじってたんだな。ごめんよ。河本:いいよ、お父さんとおじさんなら爆笑もイチコロだ!太田:へー、かかって来いってんだよ!田中:俺のお下がりもう渡さねーぞ!
これでは、コントになってしまいますが(笑)、ディスるネタは身内か芸人仲間だけにした方がいいと思います。ファンネタは特にすごいわかりますが、ゴールデンは避けましょう。
ほんと面白いし、聞き取りやすいので良いと思うんですが、ネタがちょっと劇場向きと深夜向きとゴールデン向きがあるので、ぜひ上手くやってCMをたくさんゲットしていただきたいところです。また、このネタの恐ろしいところはある意味、芸人あるあるネタの内輪ネタだと思うし、本音がどこか出ているような気もするので、諸刃の剣だなと。
M1は確かに漫才若手芸人賞だと思うんですが、同時に仕事をゲットする場でもあり、いかに茶の間受けする=スポンサーが使いやすいかと言う観点が、近年のコンプライアンス問題の過剰反応もあって必要となります。ネタの中にもありましたが、芸人に品行方正を求めるな!というのは、致命的だと思うので、黒くならなくても笑かせる芸人にもなれると言うところを見せつけた方がいいと思います。
ようは、ドラえもんで言えば、テレビのジャイアンと、映画のジャイアンが全く違うように、日頃劇場では毒舌な井口さんも、テレビでは綺麗な笑いを取っていくんだと、そう言うアピールが21世紀の大物への近道かと思います。
とんねるず、ダウンタウン、爆笑問題などの破天荒型は1980年代後半ー2000年代前半までの空気感が産んだキャラクターだったわけですが、今の時代はそれを許しません。ですので、時間帯を選んだセルフコントロールが求められるのです。
井口さんはあれだけ密度の濃い話し方をするにもかかわらず、噛みもないし素晴らしい話者だと思うので、ぜひネタだけ気をつけていただければと思います。
このブログの解析結果
(本記事は2020年に掲載した記事を一部修正して掲載しております。)
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