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StoryAIでM1の決勝を予測してみた。錦鯉編

 
 
 
 
 M-1グランプリ解析シリーズ、今回は6日目です。こーんにーちわー!史上最年長でのファイナリスト「錦鯉」さんです!。49歳と42歳のコンビです!
 
 また、この方々も吉本所属ではなく関西芸人でもないので、とても注目しています。
 

M-1グランプリの公式サイト

 

注意事項

 本分析はあくまで、二回戦の公開されているお笑いを書き起こし、解析したものです。先日の準決勝のデータを元に解析したものではございません。そのため二回戦から決勝まで約2ヶ月ほどあるので、改善はされていると思います。
 あくまで二回戦時点で将来予測できるのか?というエンタメとしてごらんいただきつつ、StoryAIって何をするものなの?という事を肌で感じてもらえればと思います。
 
 また、順位予想については、当日の敗者復活戦を待って、番組が始まる直前ぐらいに出してみたいと思いますので、12月20日までお待ちください。(敗者復活の結果は番組中に決定するため、事前予想を出しつつ、適時修正をする事をお許しください)
 
では、張り切って行ってみましょう!
 

錦鯉とは?

 錦鯉さんは、ぼけ担当で1971年生まれの長谷川さんと、つっこみ担当で1978年生まれの渡辺さんのコンビです。所属事務所はソニー・ミュージックアーティスツですが、実は長谷川さんはその昔札幌吉本に所属されていたようです。
 
 年の功なのか、長い経験の中でコンビが変わる経験を幾度もされており、長谷川さんは2011年頃までは吉野家で深夜バイトを週五もされていた、苦労人でもあります。
 
 昨日の東京ホテイソンの二人とは対照的に、苦労に苦労を重ねてきた大器晩成の二人は、この数年ブレイク中の様で苦労は報われるんだなと思いました。
 
 
 
 お二人は長谷川さんの破天荒なキャラと、冷静なツッコミの渡辺さんのバランスがとても良いなと思いますし、出てきた時に思ったのは、ソニーの営業の人かな?と渡辺さんを見て思いました。
 
 いや、長谷川さんのマネージャーなのかなと(笑)それぐらい、スーツがサラリーマン的に似合っていたと言うことでもあります。
 

二回戦のネタは?

 この組は敗者復活にいるキュウさんとランジャタイさんがおり、激戦だったことが伺えます。長谷川さんのこーんにーちわー!は6分40秒から始まります。
 
 暴走する芸人を止めに入るマネージャー、ではなく渡辺さんが長谷川さんのスキンヘッドをいい音で鳴らします。
 

お笑い評価結果

 錦鯉さん達の漫才は破天荒キャラとは対照的な、トラディショナルなアークが展開されました。錦鯉さん達のネタは「深夜のアメリカンなテレビショッピングに挑戦したい長谷川さん」というものです。
nishikigoi
 
 今回のこのグラフを一言で言うと、おいでやすこがさん達と同じ「イカロス型」でした。また、東京ホテイソンに続き3分きっかり。さすがベテラン。
グラフの見方について
  • 相対値であり、数字そのものにはあまり意味はない。
  • 青が場の活性/不活性を表現。
  • 数字が高いと場が活性、低いと不活性と表現。
  • 活性だから良い、不活性だから悪いわけでは無い。
  • 青いグラフはリズムであり、青の密度が濃いとテンポが良い作品。
  • 意図しない激しいV字の谷や、L字の崖が見えたら改善ポイント。
  • プロの作品は推敲がされており、一般的に密度は総じて高い。
  • 赤いグラフは全体俯瞰のために使う。作品の流れを表してくれる。
  • 作品の流れが意図した方向になっているのかをチェックする。
  • 赤いグラフは統計により傾向が存在する。
 
 そして、ネタのバランスも他と違って、1分までが短く、2分と3分までのバランスが均一で、つかみをまったり時間をとっていたんだなというのがグラフからも読み取れ、他の若いチームと違った展開が面白いなと思います。
 ただ、メリとハリが明確で1分30分から2分30分まで(64センテンスあたりまで)がグググと伸びていますが、そこから急速に不活性状態になっています。ネタ的にも「どうせ、俺なんかに出来るわけないよ…」と、赤いグラフを見ると、しょんぼりしていく展開なのでしっかりトレースできてますね。
 
 もう少し注目しないといけないのが、青いグラフです。前半は歪な形が見て取れますが、1分30秒以降はV字の谷が見て取れますが、それ自体にリズムがあるため、これは切れ味が鋭すぎるナイフを何回も突きつけているのだろうと思います。
 
 改善しなければいけないのは18-19センテンスと34センテンスあたりだと思います。青グラフもあまり見ない形ですが、リズムは独特かつ、理にかなっているものなので、OKだと思います。しかし、センテンス64以降がL字の崖なので見直しが必要かなと思います。
 

熟年者だからのネタのチョイス

 不味いもう一杯!と言う、青汁のお馴染みのCMを「不味い〜、ダメダァ〜」と歌舞伎役者の様に見栄を切りながらやるわけですが、ここのツッコミも「おい、それは不味いまでだよ!」と言う流れです。
 
 しかし、青汁のネタだと若い人はわかるのでしょうか?(笑)今の青汁は美味いですし、青汁といえば青汁王子ですから、今の若い子が、不味いまでの意味を理解できるのか不安です(笑)
 
 実際、うちのスタッフに聞いたところ、全く違うCMを思い浮かべていたので、そこら辺も考慮した方が良いかもですが、誰も傷つけていないので、青汁のCM(Webも含めて)テレビでやれば沢山来そうですね。
 

最後は上げた方が良いかも

 このネタは最後に拗ねるために低くなるのですが、オチ的にやはり弱いので、上げて落とす感じが良いかなと思います。決勝は4分あるので、拗ねた先を残り1分でうまく作れれば優勝も見えてくると思います。
 

このブログの解析結果

nishikigoi2

 
(本記事は2020年に掲載した記事を一部修正して掲載しております。)
 

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