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StoryAIでM1の決勝を予測してみた。ニューヨーク編

 
 
 
 
 M-1グランプリ解析シリーズ、7日目に突入です。ふわっとした笑いで、和ませ系?のニューヨークさんです。さてさて、どこら辺でおかんが面白かったのか追及させてもらおうかなと思います。(しつこい)
 

M-1グランプリの公式サイト

 

注意事項

 本分析はあくまで、二回戦の公開されているお笑いを書き起こし、解析したものです。先日の準決勝のデータを元に解析したものではございません。そのため二回戦から決勝まで約2ヶ月ほどあるので、改善はされていると思います。
 あくまで二回戦時点で将来予測できるのか?というエンタメとしてごらんいただきつつ、StoryAIって何をするものなの?という事を肌で感じてもらえればと思います。
 
 また、順位予想については、当日の敗者復活戦を待って、番組が始まる直前ぐらいに出してみたいと思いますので、12月20日までお待ちください。(敗者復活の結果は番組中に決定するため、事前予想を出しつつ、適時修正をする事をお許しください)
 
 では、張り切って行ってみましょう!
 

ニューヨークとは?

 
 ニューヨークとは1984年生まれの同い年コンビで、空手が得意なお二人です。大きくてつっこみ担当が屋敷さん、ボケ担当が嶋佐さんです。嶋佐さんはぜひエジルのモノマネで伝わらない選手権にも出て欲しいですね。
 
 結成年は2010年でNSC東京15期出身というバリバリの吉本芸人ですね。同期には最近ご出産された横澤夏子さんがいらっしゃいます。
 
 屋敷さんはクリエイターの様で個展を開くほどの版画の才能が開花されている様です。昔読んでいた、SFこども図書館の挿絵とかに使ってそうなタッチが結構好みだったりします。(★クラウドファンディングはすでに終了しています。)
 
 今年はすでにキングオブコントで準優勝していて、まさにノリに乗っているコンビだと言えます。
 
◆二回戦のネタは?
 ニューヨークさんの二回戦は同じく見にウエストランドさんおり、やはり決勝に残ったところは決勝に残ったもの同士が引っ張り合う形で登っていったと言えるでしょう。ウエストランドさんの次で6:19秒から始まります。(クリックするとすぐに始まります)
 
 ニューヨークのお二人はアメリカの東海岸の風は全く見せない芸風でして、多分、入浴だったんじゃないかと思うわけです。しかし、当人達はニューヨとークだから、ニューヨークだと言い張っているんだから、仕方ないです。(全部間違い)
 
 どうでもいいボケはさておき、今回のネタは「結婚を意識した屋敷さんが結婚に適しているかを試すために、彼女(仮)の家に行った時の対応を様子見る」という、シチュエーション漫才です。どちらかというと、コントの分類ですね。
 
 で、お兄さんとお父さんは面白くないしそれは遺伝で、オカンは面白いし玄人並みで、彼女(仮)にもそれが遺伝しているというオチなんですが、おかんが玄人並みかどうか、素人なんでよくわからんかったので、ここら辺がどう反応していくのか見ていきましょう。
 

お笑い評価結果

newyork

 まず、ニューヨークさん達は均等に話が進んでいくためこれは時間の使い方が均一です。言葉への被せも少ないし、徐々に加速していく感じもしないので、まったりとマイルドでというのが印象ですね。
グラフの見方について
  • 相対値であり、数字そのものにはあまり意味はない。
  • 青が場の活性/不活性を表現。
  • 数字が高いと場が活性、低いと不活性と表現。
  • 活性だから良い、不活性だから悪いわけでは無い。
  • 青いグラフはリズムであり、青の密度が濃いとテンポが良い作品。
  • 意図しない激しいV字の谷や、L字の崖が見えたら改善ポイント。
  • プロの作品は推敲がされており、一般的に密度は総じて高い。
  • 赤いグラフは全体俯瞰のために使う。作品の流れを表してくれる。
  • 作品の流れが意図した方向になっているのかをチェックする。
  • 赤いグラフは統計により傾向が存在する。
 さて、詳細に見ていくと、まずは青いグラフですが突出しているところは「とんでもない」なので、ここはセンテンスが短いことによる異常値であり、一旦無視した上で見てみると、全体的に感情値36を限界としてバランスの取れたお笑いが展開されていることが伺えます。
 
 全体的にもスッと流れているため、印象通りだと思います。ある意味都会的なのかもしれません。
 
 次に36センテンス「か、空手!?」、47センテンス「ミュージックステーション」、87センテンス「ワシントン!」の部分が思いっきり下がっていて、まさに、嶋佐さんがネタ上で滑っている設定のところですが、実際のところも滑っていました。
 
 決勝ではやらないと思いますが、このネタはかなり高度で、おかんが面白いなぁと続くミュージックステーションのところもいまいちピンとこないので、当日までに練り直されていれば良いのですが、難しいなら捨てた方がいいなと思います。(プロにそんなこと言うなという話なんですが)
 
 次に、赤いグラフです。この形は一見V字回復型のMan in a Hole型と言えるのですが、実際は右肩下がりの形であり、半ば悲劇に近い構造になっています。最後に一気に盛り返しているだけで、全体的には駄々滑りですから、やはり右肩上がりの形に持っていく方が良いのではないかと思っています。
 
 もちろん、Man in a holeはアベンジャーズ エンドゲーム等でも使われる素晴らしい形なので、それ自体を否定はできません。では、何を問題視しているかというと、映画で言うところの3幕の終わりで一気に話を上げている構造なので、ちょっと無理矢理感が出るかなと思いました。
 
 ディレイクライシス型(中盤の後半の終わりに盛り上がりを持ってくる手法)でもないので、バランスが悪くなっています。
 
 お笑い自体のバランスは良いので後は、構造上の問題をどう解決していくのか、オカンを素人だけど玄人並におもろいと認識させられるだけのネタになっているのか?と言うこの二つの点に注意できれば良いのではないかと思います。
 

◆遺伝子について

 細かい話ですが、男から男に、女から女に遺伝はあまり行きません。通常は男の子の遺伝子は母親から、女の子の遺伝子は父親から遺伝されます。
 
 また、遺伝具合を見ると隔世遺伝の部類なので、おじいちゃんやおばあちゃんも出すのであれば、この親にしてこの子ありみたいな感じを見せられますし、決勝は4分なので十分いけるのではないかと思います。
 
 むしろ最初のお兄さん部分をもっと短くしても良いかもしれません。後、彼女で落とす処は練られていないなと思いました。
 

◆このブログの解析結果

newyork2

 
(本記事は2020年に掲載した記事を一部修正して掲載しております。)
 
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