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【番外編】StoryAIでミルクボーイを解析してみた。
いよいよ、M-1決勝まで1時間を切りましたね!!!そこで、特別企画として昨年M-1グランプリ2019の覇者ミルクボーイを見てみたいと思います!!
ミルクボーイとは?
あまり語ることもないのですが、ボケ担当の駒場さんと、ツッコミ担当の内海さんのコンビです。結成は2007年で大阪芸大時代から漫才研究に明け暮れていた生粋のお笑いエリートです。大阪NSC27期生であり、もっと早く全国区に広まってもおかしくない実力派のお二人でした。
つまり、昨年のあれは軽く捻ったぐらいの話だと言うことですね。先日の全仏テニスでの漫才を見ても、完璧すぎて何も言うことはありませんでした。
さて、そんな彼らは昨年のお笑いをどの様に行ったんでしょうか?
頑張って探して解析してみました
昨年のものは中々見つからないのですが、頑張って探してみました。その結果はこんな感じでした。

グラフの見方について
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相対値であり、数字そのものにはあまり意味はない。
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青が場の活性/不活性を表現。
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数字が高いと場が活性、低いと不活性と表現。
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活性だから良い、不活性だから悪いわけでは無い。
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青いグラフはリズムであり、青の密度が濃いとテンポが良い作品。
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意図しない激しいV字の谷や、L字の崖が見えたら改善ポイント。
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プロの作品は推敲がされており、一般的に密度は総じて高い。
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赤いグラフは全体俯瞰のために使う。作品の流れを表してくれる。
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作品の流れが意図した方向になっているのかをチェックする。
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赤いグラフは統計により傾向が存在する。
赤いグラフの形としてはいわゆるシンデレラ曲線に近いのかなと思いますが、それよりも特徴的なのはつかみまでが1分30秒かかっています。30秒付近で一発かましていますが、動き出すのは1分30秒付近から、そこからガガガと一気に捲し立てていきます。
その間、駒場さんは「そやねん、そやねん」ばかりで、実際は内海さんの独演会です。しかし、リアクション的には数コンマ遅れてくるので駒場さんで笑いをとっています。「だけどな、おかんが言うには」というやんわりした否定で笑い取れているんですね。
もちろん、「そんなコーンフレークやがな」も笑いは取れていますが、これはつられ笑いであって勢いに飲み込まれたからです。そうして、そう設計しています。
また、客が飽きない様に大きな山を定期的に作っているのも、他の芸人と違う点でした。ここまでメリとハリがはっきりしている漫才も無く、さすが歴代最強だなと、本当に思いました。
ネタの選定
ネタの選定が上手いと言うのはとてもあります。そして誰しもが想像できると言うマスターゲットを狙った話というのも大きいです。
誰しもが心の中でそうそうと思う様なネタを、これでもかと大事にして増幅して誇張するのが漫才ですから、正統派漫才がしっかり効いている証拠ですね。
時間もあるので、この記事はこの程度にしておきますが、やはりチャンピオンはチャンピオンなだけあるなと、そう思います。
(本記事は2020年に掲載した記事を一部修正して掲載しております。)
本記事の解析結果はこちら
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