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命を張ってやり遂げること

 私たちはどうして起業したのでしょうか。どうして、ここまで命を削ってもやろうとしているのでしょうか?もっと楽にお金を稼ぐことは出来るというのに。
 
 そう考えた時、そもそもお金のために仕事をしていないのではないかと思いました。もちろん、会社という公器はどんどんと大きくなっていただきたいと思いますが、私個人が肥大化する必要もなく、顧客・仲間・支援者に分配されればそれで良いのだと思います。
一度お蔵入りした当初の資料を見ると、貧困からの脱却と世界平和という所にポイントが置かれていますが、NPO的アプローチを考えていない事も分かります。
 
 それは、自律的に活動しなければ、本当の貧困からの脱却は難しいからです。そこで、【思いつきに価値は無い】とよく言われますが、【思いつきに価値を付けて】はどうかと思ったのがことの始まりでした。
自分の考えたキャラクターやプロット、世界観を誰かが使ってみたいと思った時、許可を得るという行程を簡略できたらどうだろうか。黙って使うという行為そのものは悪いし、かと言って相手に許可を得るというのも、なんと話をしたら良いかよくわからない。
そんな時、プラットフォームが簡略化すればいい。そして、誰がいつどうやって使ったものかを記録していけば良い。最初はそれはただのデータベースでやろうとしていました。 そして、表には実装したとは表示していませんでしたが、そのような仕組みは既に組み込んでいました。 そして、外部からの問い合わせはAPIでやろうとしていました。ですが、いまはスマートコントラクトというイーサリアムの仕組みがあります。
 
 つまり、ブロックチェーンの技術を使えば意外といけるんじゃないかと考えているのが今です。
このプラットフォームがあれば、学校の端末からどうにかしてアクセスして【思いつき】をアップしてもらえれば、それが誰かに使われ、自分には対価が支払われるという、無から有を生み出す場を作ろうとしていました。
額は小さいかもしれませんが、そういう時間の切り売りだけじゃない知識労働というものを理解してもらえれば、良いと考えたのです。このプラットフォームがあれば次の宮﨑駿監督になる子が、新たな成長都市から見つかるだろうと思っています。
それをやるために今があります。才能を見つけるためのAIです。ですから、才能と作品を検知する仕組みが必要なのです。これを作るためには素人だけではなく、プロのデータも必要です。そのためには、合理的、合法的にデータを収集できるSaaSを作ろうとしていまう。もちろん、直接的にそのデータにアクセスすることはありません。全てのデータは暗号化されますし、適切にログイン管理されます。
 そのデータの統計的な解析をやることでアルゴリズムの精度を上げたいということなのです。
 
 それが出来て、世に届けるまでは諦めない。というか、もう止めることは出来ないわけです。私の人生ですから。
さて、自分もクリエイターであると小説を書くわけですが、何度か書いていると、なんとなくコツというものが見えてくるわけです。
小さくても読んでくれている人がいるわけです。この喜びを知るまでは上手く行きませんでした。
読んでもらうことで強くなります。
 
 昨年作ったfictaにも実装済みでしたが、アレの本当のコンセプトは「作品という料理をきちんと構造化すること」です。
ときには創作のGithubといったり、創作のクックパッドだとか◯◯の◯◯という感じにしていましたが、私自身もあまりにピンときていなかったし、そのビジネスモデルではMVP作ってこれぐらのUUがあって、そこで初めて仮説検証が出来て、ようやくシードみたいなものだという業界の常識を理解していませんでした。
 
 ですので、今は一つのプロダクトで何かを成し遂げるというのは止めて、事業体として捉えて欲しいと考えています。
私たちはサービスを提供するだけではなく、コンテンツも出すし、配信もやるということです。Amazonだってプラットフォーマーがコンテンツも提供しているでしょう?
 
 ですが、配信に関してはネットはとっくに支配が終わっているので、今から参入するのは相当に困難です。ならばどこでやるのか?もちろんオフラインでしょう。自分たちだけのネバーランドを作るしか無いのです。
 次はコンテンツ単体で何かを提供するという形はなし得ないと思っています。複合事業体+インターネット+AI+IoTのようなSI力こそが今後のトレンドでしょう。
 
 つまり、私のSIでの総合力という経験が生きてきます。
 ゼネラリストとして育てられたことが生きてくるわけです。