良く、あなたの会社はなんの事業をやっているんですか?と聞かれます。これは、一言で答えるのは非常に難しいことです。なぜならば、私は少なくとも30年後の未来を見ています。 ...
何をこの世界で成し遂げたいのか?
よく、あなたはいったい何がしたいんですか?と聞かれます。
僕は他の方と比べて、起業家になりたかったわけでは無いのだと思います。それならば、2011年にとあるVCさんからやりませんか?と聞かれた時に、YESと言っていたはずです。
やってみてわかりますが、0から1を事業を起こすことは本当に大変です。そう簡単にうまくいくわけではありません。
何度も心が砕けるような瞬間があり、すべてを、自分の人生すら呪ったり恨んだりする瞬間が昨年はたくさんありました。嫌になってふて寝する日もありました。
そういった事を乗り越えた先に、成るようにしか成らないという感覚の麻痺が存在するわけですが、この鈍感力というのが非常に重要でして、鈍感に成らなければいけない、恥も外聞も捨てて交渉しなければいけない瞬間があります。
少なくとも僕はこれまで、水瓶座特有の繊細さ(無駄なプライド)が邪魔をして、武士は喰わねど高楊枝を繰り返していましたが、そういう事を言ってられる時は、まだ余裕がある時です。
余裕が本当にない時は目の前にあることをやるしかありませんから、無駄がなくなるんですね。
だったらオマエのこのブログは無駄なことなんじゃないのか、余裕あんな。と思われるかもしれませんが、余裕が無いからアピールしていると言うのもあります。
あの人は強いから大丈夫とかいう変な思い込みは外して下さい。きっと周りにも辛い思いを隠している人がきっといるはずです。晴れた日に傘を貸す人が非常に多いのが残念です。雨が降った日こそ傘を課すのです。
成功した人をもっと応援したいという流れは資本主義からすると正しいのですが、私はどちらかと言うと這い上がろうとする人を支援する流れが欲しいと思います。
少なくとも崖をよじ登る人を後押ししたり最後に引っ張りあげたりする役割がもっと必要だと感じました。
と、自分の起業家としての能力の無さを嘆いていても仕方ないので前を向いて又一歩踏み出すしか無いのですが、これって何かに似てるなぁと思ったら、文芸だったり漫画だったり、所謂エンターテイメントコンテンツ業界の構造に似ていて、センスだったり才能だったり、時代にマッチした人が才能関係せずに上り詰めたりと、運をつかむ要素が非常に大きい事からも、この業界構造は実は案外マッチしているんだろうなと思いました。
そして、潰れていく才能も沢山あるでしょう。
そこに気づいたのはごくごく最近なのですが、結果的に業界構造を上手く変えるかどうか、それともより支援の輪を広げていくのか検討に値するかなと思っています。
これについてはKADOKAWA・DOWANGOの川上量生会長兼象徴CTOも指摘している点です。又、昨年この業界について調査やマーケティングを行っていた際にある出版社の編集の方からご意見を頂いた時も同じような事を言われました。
どうやってCreativeな人々に変なバイトをさせずに集中させご飯を食べさせるのか。確かにDeNAのエブリスタ等で付き20万円程支援して書かせるという事をしていた時もありましたが、本質的にベーシックインカムが上手く働く人と働かない人がいて、お金をあげてしまうとそれに満足してしまって投資に成らない場合があります。
そうではなく彼らのクリエイティビティを最大限いかせつつ、満足度が高くCreateし続けるスキームが作れないか、ということなのです。
そのための基盤は単一ではそれぞれ提供されてきましたがプラットフォームとしては動いていません。これは業界構造によるためだと思います。
その人達がご飯を食べられるぐらいというと一体いくら必要なのでしょうか?たぶん500万円ぐらいあれば十分ですよね。家族がいたらその1.5倍位あればいいかもしれません。これをどうやって稼がせるか。
心が貧困ではいいものが生まれません。反骨精神だけで生き残れるのは本当にトップのトップだけだと思います。しかし、現代においては70億人を満足させられるだけの単一のコンテンツは宗教の経典以外存在しませんし、それですら細分化しているわけです。
私がやろうとしているのは結局そういう事です。確かに入り方はどうやってStoryをセマンテックに管理するかですが、その先には各人がご飯を食べ続けるためのエコシステムの再構築という点があります。
話を戻しましょう。
私は何になりたかったのか。それはSF小説家でありファンタジー小説家です。もしくは原作者という立ち位置になりたかった。
だったら、会社なんて辞めなくても良かったのでは無いか?と思われるかもしれませんが、結構掛けないものです。兼業小説家って。それは兼業農家が売れるわけではないのと一緒です。趣味の範囲を越えませんからね。
もちろん、昨年書きました。
一ノ瀬一馬名義で書いていますが、いちのせかずまと言うのは昔、CnetJapanの読者ブロガーやっていた時の名前です。シャアみたいな存在だと思ってくれればいい。(シャア調)
ある出版社の編集者の方とお話した時に伺いましたが基本的に
400字 × 300枚 = 12万文字
というのがベースラインと成るようです。この数字を見て頂いても分かるように12万文字を都度読むというのは相当な労力がかかります。これを編集者はやっているわけです。すごく大変です。
つまり、書く前に設計書があったらいいですよね?手直し簡単ですよね?文章表現ってディティールですよね?といいうのが上記のアウトラインというものになります。
しかし、想像の翼を広げることは重要です。そこで、次の本にも着目しました。こうやって私はこれまで20年近く封印していた、創作の翼を開放したのです。結果、賞には受かりませんでしたが書くという行為が凄まじく難しいし大変であるということがわかりました。
この後、世界中のツールの調査とAmazonStoryTellerという強大な敵を知ることになるのですが、それはまた別のお話です。
ここら辺が僕が10000時間やってきた中身の一旦です。他にも取材した内容とか諸々あるのですが、それはサービスが出来てからまたお話したいと思います。
ですので、私は根本的に従来型のケータイ小説だったり投稿サイトとは被らないよと言っていたりします。ある意味デファクトスタンダードを使ったデファクトスタンダードを生み出すという行為にほかならないからです。
枝葉のテクニックに価値は無いので、余り見ていません。
そう言えば昨日のJ-WAVEのある番組で講談社のアフタヌーン編集部の編集の方がゲストだったのですが、そこでプロットの作成という発言がありました。つまり、私がやっている事自体はごく当たり前の話なのです。
プロが使うツールをより一般化しましょうという話はこれまでもずっと行ってきた流れです。簡単にすることにあまり意味が無いと私は思っています。
取り敢えず、ガラパゴス・オン・ザ・ワールド自体は未完成の作品なので、いくつかプロットの見直しと4万字の追加、次の話を作っていきたい思います。
次回はガラパゴス・オン・ザ・ワールドのプロットの公開と修正ポイントを書いていこうかと思います。
※だからといって、経営者を辞めるっていう話でもありません(笑)
(この記事は過去に掲載されたものを修正して再掲載しています。)
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