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ボクは今年の抱負は書かない

 昨日、とある方とたまたま出会って話し込んでいたんですが、結局のところ商売はお客様ありきなので、お客様を向いていれば良いと思います。クリエイティブ企業はお客様に最終的に満足して頂くためには社員=クリエイターの雇用問題に向き合う必要があると言うことを言っていたと、先日の庵野さんの記事では教えてくれていた様に思います。クリエイティブ企業と言うよりはメイカーのあり方を説いていた気もします。
 
 ですから、しっかりと働き、お客様と向き合うためにはどうすべきか、tobならば、お客様のお客様は満足していただけるのか?そう言うことをしっかりと考えていかねばならないと私は考えています。
 
 これは、20年ぐらい前に今の日立のT常務(当時は私のいた事業部のトップ)に教えていただいたことです。ちなみにこの時は中央官庁が顧客なので、顧客の顧客とは1億2000万人の国民一人一人の人生のことを指しています。そこまで想像できなければこの仕事はできないと。
 
 いま、我々はインターネットとクラウドを通して、それができる環境にいます。昔なら一兆円ぐらいかかった事が、今はほんと少ないお金でできる様になったわけです。だからこそ、モラルは国家レベルで持たなければならず、だからこそ役人だった方がSaaS企業で働けるのでしょう。
 
 なぜなら、目指す先が同じだからです。私は20年も前から国家公務員と話してきましたが、みなさん国民主権をどう守るのかに必死でした。そう言う志がいま、どこかに行っている気がします。ですから、若手の方がどんどんいなくなっている、そんな気がします。
 
 私はそんな硬いことを長いことやっていましたが、今はエンタテイメントの分野に足を突っ込んでいます。なぜかと言うと、エンタテイメントは人の心に勇気を灯すからです。はじめの一歩を、背中を押してあげられるからです。
 
 だから、エンタテイメントの分野に足を突っ込んだのです。ですから、私はVRだろうが、次世代だろうが、そう言うことにあまり興味がないのは、枝葉であり、消耗される文脈だからです。しかし、消耗されないものを作ると言うのは至難の技ですが、それこそ物語というものは消費はされどもきちんとしたものであれば消耗はされません。
 
 消費は悪ではなく磨かれるためのものです。足りなくなれば継ぎ足せば良い。消耗は身を削るから良くありません。ゆえにエモいと言うものだけを追いかけるのは良くないのです。
私たちは物語分析をここ数年は行なっており、分析することでとても見えてくる事が多いです。お客様からも振り返る事で改めて見えてきた事があると言われています。
 
 アナログとデジタルを組み合わせてやっているので相当至難の技なのですが、ここまでやるのも、これから先の未来があるからです。
 
 最近では、物語を作る事業も請負で行っております。2名のストーリーアーティストと私が試行錯誤で作品を練っていたりします。中々に先に進んでいる感はあまり無いのですが、やろうとした事は長い時間をかけてようやく立ち上がってきたな、その様に感じます。
 
 そう考えると、今までの困難な道のりも、私を強化するための必要な事だったと言えるでしょう。全ての出来事には意味があると、自分の人生を映画の様に捉えがちな私にとってはとても素晴らしい事だなと、今なら思えます。
 
 あえて今年は抱負は書かないことにします。
 
 あえて書くなら、まずは目の前にあることを一つ一つ片付けていくことに注力しながら、やるべきことをしっかりとこなしていく、当たり前のことができる様になろうと思います。
 
 ここまで、年賀状の代わりに書いてみました。末筆ながら、ここまでご協力頂いた方々に深謝いたします。
 
(本記事は2020年に掲載した記事を一部修正して掲載しております。)
 
 

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houfu
 

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