会社経営をしていると背なかを押すにも二つの意味があるとわかります。
早いことは良いことか
早いことは良いことですか?基本的には良いことなんですけど、形が整っていないうちは、速さを求めてはいけないでしょう。ものづくりにスピードは必要か?なんですが、研究開発には時間が必要です。
大量生産にはスピードが必要ですが、研究開発には時間が必要です。この違いがわからない人が多いです。売ることにスピードは必要ですが、ものづくりにはそこそこ時間が必要です。
時間をお金で買えますか?という話で、時間が掛るならお金で解決できる部分もあります。何かをトレードオフしなければいけないのに基礎研究にお金をかけない人が多い。お金をかけたくなければ時間をかけるしか無い。
売りに繋がる研究ばかりでは、それは研究ではなくて、最適化です。未来の発展を考えていると言うならば基礎研究にもっとお金を使わなければいけないし、時間がかかることも覚悟しなければいけない。
今日明日に完成するものではないことを肝に銘じてやるしか無い。そういうことだと思います。しかし、ほとんどの人はご飯を食べることに集中しすぎて、未来を想像できない。だから未来を切り捨て、今を生きる。
これはほんと良くないことです。今日を我慢することで明日が生まれる。視座の低い人がマネージメントするのはほんと良くないな、と思います。