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宗次徳二さんの講話を受けて

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経済界倶楽部という、財界向けの雑誌が主催する月例会にご招待いただいたので参加してきました。日頃スタートアップばかりのところで会話しているので、オールドエコノミーに近いところの方と会話するのは、それはそれで新鮮です。

さて、今日の目的は壱番屋創業者「宗次徳二」さんの創業と経営、そして現在の寄付活動にまつわる話を伺うことでした。軽快な語り口に、界王様級のダジャレが飛び出し、楽しい会でしたが、私はその中で非常に心に刻んだ部分が沢山あったので、箇条書きですが書いてみたいと思います。(本人の話を要約していますので、完全にこのままではないことをご承知おきください。また、書籍の内容ともかぶっているとおっしゃっていたので、既に読んでいる方にとっては知っている話かもしれません)

変人経営者になりなさい。誰もやりたがらないことをやりなさい。それを直感で判断し、それに従ってください。少なくとも私はそうやって生きてきました。

 

物欲を満たすのは恥ずかしいと思っています。むしろ、寄付行為こそ最高の贅沢です。

 

「IBS」、超がつくほどのいきあたりばったりシステムで、経営してきました。一応システムなんです。

 

とにかく、お客様第一主義で、今風に言えばお客様ファースト主義とでもいいますか、来てくれるお客様にとにかく感謝することです。

 

人生の中で経営が最も成功するものだと思っています。

 

壱番屋は今の社長とハウス食品さんの100カ国2万店構想を聞いて、考え抜いた末にハウス食品の傘下になりました。今年もイギリスとベトナムに出店が決まっています。

 

創業時から値引きしない、おもてなしで勝負する店として頑張ってきました。トッピングもお金を頂戴しています。らっきょうだって30円頂いてます。本当は福神漬けも5円ぐらい頂きたいのですが、それは止めました。たまにカレーの皿に福神漬けを盛ると怒る方がいるので、自分で持って頂く方式に変えました。そしたら、半分ぐらい無くなるんですね。そういう食べ方美味しいのかなと、思う時があります。牛丼でも紅しょうがを沢山盛る人いるでしょう?辛くないのかなと思っています。

 

成功の分母は小さい方がいい。一つ一つ達成しながらクリアしながら分母を大きくしていったらいいです。最初はうまくいかない方がいい、油断しなくなるからです。

 

私、毎朝起きてお店に来て、店の前をお客様達が通り始めると、手を合わせて拝むんです。でも、来店されるとそんなの出来ないじゃないですか。だから、その時は心のなかでお客様を拍手して迎えるようにしていました。

 

さて、経営が良くなったら良くなったで次の目標が出て来るので飽きないですね。目標は1年毎に見直して必ず右肩上がりにすることに集中しています。当時は日商6万円で年1200万/店を初年度で考えて、1500万になったら次の店を建てようと考えました。

 

人生は自己責任です。とにかく地道に真面目にやり続けるしかない。

 

先月、経済界で賞を頂きましたが、普通はお断りするんです。でも、社会貢献賞ということで、寄付することを啓蒙したいために頂きました。私の目標は(ビル)ゲイツになろうということです。寄付の達人になりたいのです。色んな人が会社の目標で社会貢献を歌っていますが、そんな綺麗事をいうならあなたのお金を寄付してくださいというと、今はちょっと・・・というんです。そういう人は絶対に一生やりませんね。

 

社長が一番成功する確率が高い仕事だと思います。例えば音楽家なんかは、幼い頃から天才と呼ばれて頑張って、モントリオール国際とかで賞を取れないとその先が中々難しい。それと比べれば経営の方が確率が高い。

 

社長の姿勢が会社の姿勢であって、それを評価されます。だから、例えば宅配の会社だったら、たまには社長が自ら運んでみてください。個人向けであっても非常に評価されると思いますよ。

 

ニコ(ニコ)キビ(キビ)ハキ(ハキ)の精神でやりましょう。

 

経営は難しい、終わりがない、だから一生懸命やる。そうしていると、物欲が無くなるんですね。そして、お金があるなら人のために使いたい。贅沢はそんなにしたくないんです。このメガネ8万ぐらいしてたんですが、今作っているのがレンズ付きで1万円ちょっと。今日の全身時計こみで37800円。2ヶ月に1回ぐらい1万円を超えるものを食べますが、普段だって数千円のものを食べられればホント満足します。

 

私は独善的でせっかちでなんでも一人で決めるんですが、せっかちなのがが成功の秘訣ですね。どんな業種でも熱心にやりつづける、これが一番の成功の秘訣です。4380時間、つまり12時間x365日やりつづけましょう。もし、30日休みたければ13時間、60日休みたければ14時間働けばよいのです。

 

私は人に喜ばれたいのです。人に喜んでいただけるのが最高の贅沢なんです。

 

いまは辛いかもしれませんが、昨日までのことは一切忘れて、今ほど緩やかな経営環境だと思って、今日から右肩上がりでがんばりましょう。

これ以外にも細かい話はたくさんあったんですが、今の私には非常に心に刺さりました。その後、懇親会があり、誰もいなくなったあたりで宗次さんへお礼を言いに行きました。ずっと他の方とのコミュニケーションを見ていたのですが、名刺は受け取るばかりで、渡していなかったので、渡さず自社の話もせずお礼を言うことにしました。上記の内容から一番心に刺さった、変人たれ、昨日を忘れて明日からの右肩上がりなどの話をすると、「そういう考え方もある」とおっしゃいました。どういうことかなと一瞬考えましたが、つまりそれは、経営者として自分でそこを見つけろと言うことだと思います。宗次さんのストーリーを私は生きているわけではありません。あくまで、私のストーリーを生きているわけであり、自分なりのメソッドを見つけろという言葉だと感じました。

何れにせよ、アーキタイプとしての真の「メンター」と出会えた気がします。頂いたものを糧に明日を生き延びようと思います。

最後に支援されているヴァイオリニスト辻彩奈さんのチケットを頂くことが出来ました。人の縁みたいなものなので3月の公演に伺いたいと思います。

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